闇の中にも届く光
私はごく普通の女性です。そして正直に言えば、「自分が間違っている」と認めるのは、あまり得意ではありません。 特に感情が動いているときは、頭では分かっていても、なかなか素直になれないこともあります。夫と意見がぶつかることもありますが、それでも支え合いながら歩んでいます。 けれど、仕事となると話は別です。私はかつて生物学の研究者として働いていました。研究の世界では、小さなミスが大きな結果につながることがあります。 ほんのわずかな計算違い、ほんの少しの不注意。それだけで、何日もかけた努力が無駄になってしまうこともありました。 私は完璧ではありません。失敗もします。そして失敗すると、落ち込みますし、「もっときちんとできたのに」と自分を責めてしまいます。 時には、失敗をごまかそうと思えばできた場面もありました。誰も気づかないかもしれない。少し説明を変えれば済むかもしれない。 でも、そのたびに思い出したのです。 たとえ人が気づかなくても、神様はすべてをご存じだということを。 聖書にはこう書かれています。 「闇もあなたに比べれば闇とは言えない。夜も昼も共に光を放ち/闇も、光も、変わるところがない。」 ―― 詩編139編12節 人の目からは隠せても、自分の心からは隠せません。そして神様の前では、どんな小さなことも明らかです。 正直に認めることで、評価が下がることもあるかもしれません。しばらく気まずい思いをすることもあるでしょう。 それでも、不思議なことに「正しい選択をした」という静かな満足感が心に残ります。 その後、思いがけない形で道が開かれたり、小さな成功が与えられたりすることが何度もありました。まるで、「よくやったね」と言ってもらえたような気持ちになるのです。 今でも、間違いを認めるのは簡単ではありません。 でも、それ以上に、正直に生きることを大切にしたいと思っています。 もしあなたが今、失敗や後悔の中にいるなら、どうか覚えていてください。 闇の中にいるように感じても、そこにも光は届いています。